紀元70年エルサレムにある神殿は焼かれました。この神殿はイスラエルたちによ っての心の寄りどころだったのでした。これを焼かれただけでなくたくさんのイス ラエル人も殺されたのです。とてもひどいも黙示録的な出来事でした。その事はイ エス様が予言していました。イエス様の話ではイスラエルの人達が心を悔い改めな いとこのようなことが起こるだろうと良く話していました。イスラエルの中の虐げ られた人達に心を寄せなければ大変な黙示録が行われるだと予言しました.イエス 様のおっしゃった通りにイスラエルの社会の分裂、差別、そして不正の性でイスラ エルという国は弱くなり,ローマに支配され易くなったのです。

またその神殿を焼かれた後にルカはイエス様の教えに当てはめてルカの社会のいろ いろな問題に対応しました。ルカと共にいた初期のクリスチャン達はそのころキリ スト教も少し広まって、ゆとりが出来、気持ちがゆるんでいたのです。それを感じ たルカは。また虐げられた人達の立場に立たなければ黙示録的なことが起こると言 ったのでした。

現代全ての国と人々が「発展」を目指しています。どうしても発展しなければなら ないという考えにられています。フィリピンでパンパンガの河にODAの開発計画があ ります。この河の環境を破壊して河に海水が入り込んでしまいました。この河の近 辺の田んぼから採られる米がそれまでの一ヘクタール60俵から4俵に減ってしま ったのです。そして井戸水にも塩分が混ざってしまいました。850家族の家は取 り壊されてしまいました。今この人達は陸橋の下や橋の下で暮らしています。日本 のODA政府開発援助基金はアフリカで53ヶ国に投資されています。このODA の日本側の担当者はただ七名だけです。もちろんいろいろな手伝っている人がいま すが。それでも500人にも満たないでしょう。でもこのわずかな人達がアフリカ の人達そしてパンパンガ河の場合だけを取っても850家族の将来をっているので す。

今日の5時に、信徒会館にこのことについてコンサート スライドの上映会と討論会があります。ぜひ来てください。

今日も10人の子供達がここに祝福を求めて集まってきました。七五三のお祝いは 私には良く分かりませんが、きっと皆さんはこの子供達の良い将来を願っているで しょう。私はこの子供達の良い将来を保障できるでしょうか。現代の日本の子供た ちの人生はパンパンガ河の子供達やアプリかの子供たちと分けることができないと 思います。私たちの時代よりこの子供たちの向かっている将来はもっといろいろな 国同土が関り合うでしょう。だからこの10人の子供達だけの将来を考えるなら、 イエス様の予言と同じようにひどいことが行われるでしょう。今日の福音の最後の メッセージは「忍耐によってあなたがたは命を勝取りなさい。」 この神様が大切にしてくださっている虐げられた人達に心を寄せる忍耐。