私の川あなたの命

Dear Young Friends、

フィリピンで台風に見舞われて被害者が出たり、火山が爆発したり、地震にあった りすると、日本人は、さっと義援金を送ります。自然災害の被害者たちをすぐに“ かわいそう”と考えがちです。

でもパンパンガ河の災害は、自然によるものではなく,人間の身勝手さと発展に取 り付かれた人たちによるものなのです。自然による被害ならば時間が経てば、自然 からの癒しがあるでしょう。しかし、ODA のプロジェクトのためにパンパンガ河に 潮水が入り込んでしまったのです。その結果パンパンガ河の周りの水田では米がそ れまで60俵採れていたのがわずか4俵しか採れなくなってしまったのです。

そして、このプロジエクトのために830家族が家を失うことになったのです。も っとひどいことに,河は生態系がだいぶ変わりました。以前ならこの河は人間のた めにいろいろなものを与えてくれました.今はそれらの源は死んでしまいました。 人間による災害はやはり癒すのに時間がかかります。その上、人間による環境破壊 に自然の癒しは追い付くことができないのです。

このODAの パンパンガ河のプロジエクトには第二次計画があります。第一次計 画は失敗だと分かったのに次の計画に着手するそうです。

このODAで影響を受ける人たちはこの計画に反対しています。この人たちの声を聴き ましょう。そして、パンパンガの河の声を聴きましょう。その声に耳を傾けること が、私たちの命も守ることに繋がるでしょう。

このODAの問題についてのスライド上映会を下記のように予定しています。そし て、パンパンガ河の被害者の声を伝えるためにシスタCAROLが歌ってくれます。

どうぞ ご来場ください。

日時 11月15日 (日) 17:00
場所 保土ヶ谷カトリック教会
会費 ¥ 1、000